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杉山 宗太郎
関心と研究テーマ
アカゲザルにおける季節性の精巣発達と繁殖について関心を持っています。アカゲザルやニホンザルなどの一部のマカク類は季節性の精子形成が見られますが、その詳細なメカニズムは不明です。一方で、マウス精巣内の生殖細胞においていくつかの味覚受容体が発現していることが分かっています。精巣内での機能については未知ですが、味覚受容体を発現した細胞を除いたマウスは精子細胞がほとんど見られず不妊になるため、味覚受容体は精子形成に関与していると考えられています。生殖細胞における味覚シグナル関連分子の発現の確認や詳細な精子形成の季節変動プロファイリングの作成などにより、アカゲザルの季節性の精巣発達と味覚受容体の関係を解明したいと考えています。
略歴
2015年3月 |
静岡市立高校 卒業 |
2015年4月 |
横浜国立大学 理工学部 化学・生命系学科 入学 |
2019年3月 |
同上 卒業 |
2019年4月 |
京都大学大学院 理学研究科 生物科学専攻 霊長類学・野生動物系 修士課程 入学 |
2021年3月 |
同上 修了 |
2021年4月 |
京都大学大学院 理学研究科 生物科学専攻 霊長類学・野生動物系 博士後期課程 進学 |
発表(日本語)
- 杉山宗太郎, 今村公紀, 糸井川壮大, 吉村崇, 今井啓雄. アカゲザル(Macaca mulatta)季節性精子形成における精巣内のメカニズム (口頭・査読なし) 第37回霊長類学会大会, オンライン (2021)
- 杉山宗太郎, 今村公紀, 糸井川壮大, 吉村崇, 今井啓雄. アカゲザル(Macaca mulatta)季節性精子形成を制御するメカニズムの解明 (口頭・査読なし) 第65回プリマーテス研究会, 愛知, (2021)
- 杉山宗太郎, 今村公紀, 糸井川壮大, 吉村崇, 今井啓雄. アカゲザル(Macaca mulatta)精巣の精子形成における組織学的な季節変動 (口頭・査読なし) 第36回霊長類学会大会, オンライン (2020)
- Sotaro Sugiyama, Masanori Imamura, Akihiro Itoigawa, Takashi Yoshimura, Hiroo Imai. Histomorphometrical seasonal changes of spermatogenesis in testis of rhesus macaque monkey (Macaca mulatta)(ポスター・査読なし)第43回日本分子生物学会年会, オンライン (2020)
- 杉山宗太郎, 今村公紀, 糸井川壮大, 吉村崇, 今井啓雄. アカゲザル(Macaca mulatta)精巣の精子形成における組織学的な季節変動 (口頭・査読なし) Cryopreservation Conference 2020, online, (2020)
- 杉山宗太郎, 糸井川壮大, 今村公紀, 今井啓雄. アカゲザル(Macaca mulatta)における季節性の精巣発達と味覚受容体の関係(ポスター・査読なし) 第64回プリマーテス研究会, 愛知, (2020)
受賞歴
- 京都大学大学院教育支援機構プログラム 奨励研究員 採用 2021年10月-現在