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鈴木 飛翔
関心と研究テーマ
古代人、特に縄文人の体質について研究をしています。これまで、ゲノム情報を用いたさまざまな解析から古代人の体質に関わる表現型が示唆されてきました。しかし、集団特異的配列などの特徴的なゲノム情報と細胞レベルの表現型を関連させた研究は未だ少ないのが現状です。一方、iPS細胞に関連した研究は再生医療や創薬にとどまらず、生物個体を使用した研究に代わる新たな方法としての利用が進んでいます。そこで、古代人の体質を明らかにするためにiPS細胞をツールとして用いた研究がしたいと考えています。
略歴
2020年4月 |
北里大学 理学部 生物科学科 入学 |
2024年3月 |
同上 卒業 |
2024年4月 |
京都大学大学院 理学研究科 生物科学専攻 霊長類学・野生動物系 修士課程 入学 |
論文
- *Yusuke Watanabe, *Yoshiki Wakiyama, Daisuke Waku, Guido Valverde, Akio Tanino, Yuka Nakamura, Tsubasa Suzuki, Kae Koganebuchi, Takashi Gakuhari, Takafumi Katsumura, Motoyuki Ogawa, Atsushi Toyoda, Soichiro Mizushima, Tomohito Nagaoka, Kazuaki Hirata, Minoru Yoneda, Takayuki Nishimura, Masami Izuho, Yasuhiro Yamada, Tadayuki Masuyama, Ryuzaburo Takahashi, Jun Ohashi, NCBN Controls WGS Consortium, Hiroki Oota*. (2024) Cold adaptation in Upper Paleolithic hunter-gatherers of eastern Eurasia. BioRxiv. DOI:10.1101/2024.05.03.591810
発表(日本語)
- 鈴木飛翔, 今村公紀. 縄文人iPS細胞プロジェクト(ポスター・査読なし, 口頭), 超異分野学会2024東京・関東大会, 2024年3月, 東京
- 鈴木飛翔, 太田博樹. in vitro でのヒト遺伝的多様性研究に向けて(口頭), 第1回統合生物考古学若手研究集会, 2024年2月, 北海道
- 鈴木飛翔, 太田博樹. 東アジア人集団のALDH2遺伝子にはたらいた正の自然選択の機序解明に向けたヒト胎児不死化肝細胞を用いたトランスクリプトーム解析(ポスター・査読なし), 第46回日本分子生物学会大会, 2023年12月, 兵庫
- 鈴木飛翔, 太田博樹. ミトコンドリアで機能するALDH2遺伝子における東アジア特異的変異の意義(口頭), 第22回日本ミトコンドリア学会大会, 2023年11月, 茨城
- 鈴木飛翔, 太田博樹. ヒトALDH2ノックダウン不死化肝細胞のアセトアルデヒド刺激下トランスクリプトーム解析(ポスター・査読なし), 第77回日本人類学会大会, 2023年10月, 宮城
- 鈴木飛翔, 太田博樹. 東アジア人集団におけるALDH2の正の自然選択に関する培養肝細胞を用いた解析(ポスター・査読なし), 第4回木村資生記念進化学セミナー, 2023年9月, 東京
受賞歴等